こんにちは。haruです。
がんと精神科?すごく遠い存在のような気がしますよね。しかしがんになったら様々な精神症状がでるのです。この間はがんとうつについて記事を書きました。今回は「せん妄」について書いていきたいと思います。
せん妄、って聞きなれないですよね。精神科医にとってはよくある疾患なのですが、それは病院のなかで起きることが多いから知られていないのかもしれません。
せん妄とは、ざっくりいうとからだの病気などで脳にダメージがおきて生じる意識障害。急性に興奮したり幻覚が見えたり睡眠覚醒リズムの乱れが生じたりします。がんでこの状態になることはよくあり、患者さん家族は「急にボケた!」と驚くことも少なくありません。
治療は抗精神病薬や鎮静作用のつよい抗うつ薬などで行います。ベンゾジアゼピンは禁忌ですね。
せん妄状態なかに物語性を見つけようとする医療従事者もいますが、せん妄はそんなロマンチックなものではなく、薬ですぐにでもおさえにいかなければならないと思っています。
haruでした。
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