こんにちは。haruです。
統合失調症ってきかれたこと、ありますか?よく糖質ってネットスラングにかかれている、あれです。いわゆる精神病です。
精神科医をこころざすにあたって、いろいろなイメージをもっていましたが、精神科医になった今譲れないポイントのひとつとして統合失調症の方の診断・治療ができるということがあります。統合失調症の治療者であることがアイデンティティーの精神科医もそれなりにいるかもしれません。ただ個人的には統合失調症モデルの精神科医療は時代の速度についていけないのではないかと思っていますがその話はまた後日。
精神科に受診するのをためらう人のなかには「精神病の人と一緒にされるのはいやだ」という思いをもつ方もいるかもしれません。またよく聞かれるのが「頭のおかしい人と話してて疲れませんか」ということ。
まず、精神病はだれでもなり得ます。統合失調症は人口の1%と言われています。100人に1人。結構おおいと思いませんか。
あとは頭のおかしい人と話すことは疲れませんかということ。まずは頭がおかしいんじゃなくて病気なので、治療者として話をきくのが仕事でそこは問題にならない。あとは統合失調症の方の妄想は荒唐無稽すぎて現実的ではないので距離感をもって聞くことが多くなるためしんどくない。ご病気がこの話をさせているのだなというか。
治療は抗精神病薬がメインになります。抗精神病薬を使いこなすのは精神科医のファーストプライオリティであり、haruも試行錯誤しながら治療にあたっています。
そこで。統合失調症はこわいのか。結論から言うと大半の人はまったくこわくありません。一部重大犯罪を犯す人はいますが
それは健康な人がおこす割合より低いといわれています。
統合失調症の患者さんは独特の「人のよさ」があり、おやつやおかねを人にあげてしまったりします。また唐突にあいさつしてしまうなど間を読めないひとも多く、そこがこわがられてしまう原因かもしれません。
精神科医療に携わる人の共通認識としてあると思うのですが、「かわいい」という言い方をされる患者さんが少なくありません。倫理的に患者さんを「かわいい」という表現をするのはいかがなものかとは思うのですが、そうとしか言いようのない気持ちをこちらに抱かせる患者さんがすくなくありません。精神科医療従事者で統合失調症の患者さんをきらいな人って少ないのではないかと思います。
そういう訳で、糖質とかかれたりするのはこころが痛むのですが、だれでもなり得るということを忘れずにいたいとは思います。
haruでした。
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