精神科医はこころの病にならないのか

こんにちは。haruです。

医者業界にはジンクスがあって、「専攻している科の病気で亡くなる」というもの。男性の産婦人科医はどうなるんだ?とか小児科医はどうなるんだ?とかツッコミどころはありますが、たしかに納得できる点はあるのです。

医者は大学医学部に六年間在籍し、その間にすべての科の勉強をします。卒業し二年間の初期研修をへたのち、やっと自身の専攻する科を選ぶのです。(長い道のりです…)専攻する科は自由に選べて、専攻を途中で変えることも可能です。

不思議なことに、専攻する科ごとに性格が結構似てきたりするんですよね。具体例をあげると叱られそうなのであげませんが、ざっくり言うと急性疾患はちゃきちゃき、慢性疾患はまったりしているといった風に。まぁそうじゃないとやれない、というのはあると思いますが非常に不思議な現象です。

なので、その科の疾患に親和性のある人がその科を選ぶということがあり得ます。そこで本題ですが、精神科医もこころの病になります。病にまでならなくとも、家族葛藤を抱えていたりさまざまです。悩みにくい人はそもそも精神科医にはならないかもしれません。

病気になったとき自分自身の症状がわかり治療ができるのかというと、それはまた別で主治医をもつことになります。他人のことはわかっても自分自身のことはわからないんですね。

精神科医をやっていると自己治療的な意味がある、というジンクスもあり、これもうなずけます。患者さんはさまざまなことをおっしゃいますが、そのなかにハッとする瞬間があり、それがこころのなかにふかくきざまれます。それが日常のふとしたときに浮かんできて生活のくふうができるようになるんですね。

というわけで、精神科医でもこころの病にはなるし、治療をうけることもあるというお話でした。

haruでした。


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