精神科でできること

こんにちは。haruです。
精神科(心療内科)でできること、またその期待されている役割は年々移り変わっていっていると思います。患者さんのニーズにどこまでこたえられるかを考えていきたいと思います。

これは意外かもしれませんが、まずは精神症状がからだの病気からきていないかどうかの判断。これは精神科のきほんのきですがとても難しい。精神症状を起こす病気はわかっているだけでもかなりの数があり、わかっていない病気を含めると相当な数になります。常にそれらの可能性を加味しながら話をきいていきます。

次に、精神病(統合失調症など)、躁鬱病(双極性障害)、うつ病などという内因性の病気の診断・治療。内因性というのは、脳に原因があると思われるけどその原因は現代医学では同程されていない疾患のことをいいます。これまでの精神科医療はここを主なターゲットにしてきたと思われます。非常に重要なことだし、抜かしてはならない部分だとは思いますが、これだけでは時代のニーズにこたえられないと感じています。

最後に心因性の障害。心理的な要因でおこるとされており、本人の性格・環境因など様々な原因が考えられます。いわゆる神経症が含まれますが、時代のニーズはここの部分にきていると思われるのです。薬物療法だけでなく、カウンセリングを併用しながら考え方のクセ、行動パターンを分析していく。または過去のトラウマの処理なども含まれると思います。なかには精神科的には「健康」な人でも何らかの悩みを抱えて受診されることもあると思われます。悩みを解決する手立てを一緒に考えていくことも必要だと思います。

時代は内因性疾患から心因性疾患にうつってきているように思います。時代についていける精神医療でありたいと思います。

haruでした。

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