女性がはたらくということ

こんにちは。haruです。
物議を醸し出すテーマではありますが、たいせつなことなので書いていきたいと思います。

女性は結婚しているか否か、出産しているか否か、二人目にも恵まれたか、こどもは男か女か…といった家庭での役割により境界線が引かれていくいきものだと思っています。同窓会をするときに、結婚してこどもがいる女性の方が出席率が高いと思うのはharuだけではないでしょう。

「負け犬の遠吠え」酒井順子という名作がありましたが、女性が結婚しているか否かは特にデリケートな問題。「マリッジハラスメント、マリハラ」と個人的に呼んでいるのが「あの人はへんだよねーあ、結婚してないからだ」というもの。結婚している人でもへんな人はいるし、関係ないと思うのです。

そんなわけで、家庭の役割で分断される女性たちですが、仕事についてはどうなのか。はたらくお母さんを支援する体制は徐々に整ってきているものの、育休は女がとるもの、などまだまだ壁はあつい。そこではたらくのをやめてしまう女性もおおいと思います。

どんな状況であっても女性が仕事をやめるのは待ってほしい、と思います。経済的に男性に依存するということがどんなにおそろしいことか、日々診療のなかで感じるのです。

たしかに、診察室に訪れる患者さんというのは社会の一部分、闇の部分で、実はほかはみんな平和に暮らしているのかもしれません。でもモラハラやDV、アルコールやギャンブル依存、浮気は他人事ではなくごく身近にあることなのです。

誰かと結婚する、というのはよくもわるくも一種の宗教に近いと思っていて、相手の考えを知り受け入れていくプロセスの連続なのかもしれません。そのなかで次第にいびつな関係になっていたら…?

家庭に入ってしまったら、情報がシャットアウトされてそのことに気づくのが遅れてしまうし、なにより気づいても経済的に抜け出せないということもあるかもしれません。社会とつながりをもち、妻や母など家庭での地位以外の役割を持つことで満たされる部分はかならずあると思います。

また結婚していない女性ははたらかざるを得ないのですが、マリハラを受けながしながら笑顔でやっていくしかないのです。ただ、仕事を思う存分できるのはとても恵まれていると思います。

診察ではあくまで中立の立場で聞くよう心がけています。でも女性は仕事した方がいいな、と何度も繰り返し思ったので書いてみました。

haruでした。


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